3/3 ロミオ&ジュリエット
3/3にロミオ&ジュリエット、2回目の観覧へ行ってきました。
まずは無事に全ての公演を終えられたキャストやスタッフ陣、関係者に感謝を伝えたいです。
全ての公演が終了したということで、僕が行ってきたアフタートークの内容も載せようと思います。
まずキャストはこちら(画像は公式Twitterより)
1回目との違いはベンヴォーリオ役が矢崎さんに変わったことと、死役が大貫さんに変わったことです。この変化は鈍感な僕には違いが感じられなかったです。
良く言えば、2人とも負けないように切磋琢磨して日々公演を行っていたのかなと。
本編の感想は1回目観たときとほぼ変わらないのですが、やはり公演もラストスパートに入った3月だったので、キャストの方達は疲れてるのかなとある意味先入観を持っていました。
しかしいざスタートしてみると、迫力は衰えず、前と同じように凄みを感じました。
今回で特に印象に残ったのはティボルト役の渡辺さんの演技。
キャピュレットとモンタギューの両家が争いをしていて、ティボルトがそれを止めるところがあります。
ガヤガヤと争っている中、ティボルトの「うるさい!」の一言で両家はおろか、会場中がシーンとなる場面には声の力を感じました。
そして推しでもある生田絵梨花。
この日は3階B席から観てたので、双眼鏡を使っても細かい演技を観るのには限界がありました。
1回目は1階S席からだったので、そこからだと彼女が演技中に感極まって瞳を濡らすくらい気持ちがこもっているのが確認できました。
そのくらい毎公演全力でやっている証拠でしょう。
また、3/3のアフタートークでも言っていたのですが、「ジュリエットの人生は途中で果ててしまうが、私も人生で悔いなく尽きられるように毎公演力を出している」とのこと。
「自分も知らない力を出せていければ」や
「このロミジュリ公演が終わっても皆さんの心のどこかに残っているといいな」とも彼女は話していました。
もう少しアフタートークのお話を。
キャピュレット家の4人でのトークでした。
東京公演中に誕生日をむかえたジュリエット役の木下さんと生田さんの2人。
木下さんは18歳になり、劇中のジュリエットが18歳からしか携帯を持ってはいけないと親に決められていることと重ねながら、 「(木下)晴香ちゃんには携帯をあげるといいんじゃない?」と機知に富んだお話もありました。
生田さんは20歳になったことで、岡さんからは、これから美味しいお酒が飲めるようにとグラスを、香寿さんからは木下さんとお揃いのスプリングコートを頂いたそうです。
しかも香寿さんは身長の異なる彼女ら2人のために3.4日かけて店員さんと相談しながら服を選んだそうです。
とても気遣いのできる人達ばかりに恵まれていたロミジュリだったと思います。
余談としてティボルト役の渡辺さんは生田さんに何もあげていなかったそうなのですが、周りからどうするの?と聞かれ、「これから」とのこと。
これにすかさず司会の方も生田さんは何が欲しいですか?と聞くと最初は考えこんでいたのですが、「美味しいもの」とさすがの食いしん坊ぶり。
加えて「待ってます」と後ろに♡マークの付きそうな可愛らしい声でティボルトさんにお願いをしたところで会場は大盛り上がり。
この4人を加えたキャピュレット家だけでお食事会をするほど親交は深まったらしいですね。
普段はなかなか会う機会がないとのことなので、生田さんはプライベートの話になるとずっと笑っていた覚えがあるそうでした。
トーク中に岡さんや、渡辺さんが生田さんのことを“いくちゃん”と呼んでいたように、愛称が浸透して仲良くなることで、それが本番の舞台での統一感に繋がったのかもしれませんね。
約2ヶ月の公演もあっという間に終わりましたが、生田さんにはまだレ・ミゼラブルというもう一つ大きな、そして大切な舞台が控えています。
総括として、ロミジュリの役を射止めたこと自体が成功なのかもしれませんが、それ以上にこの2ヵ月を通して日々成長を感じたのは他でもなく本人かもしれません。
この成長を糧に次の舞台へ挑戦する生田絵梨花をこれからも見続けていきたいです。
長くなってしまいましたが今回はこの辺で失礼します。ありがとうございました。